7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日でもあり、
IMJの創立記念日でもあります。
1996年に設立されたIMJも満12歳となりました。
1994年にデジタルコンテンツ産業における人材教育を理念に掲げるデジタルハリウッド
が創業し、その翌年1995年には次男坊であるデジタルスケープが創業します。育てた人材を今度は派遣するという非常に親和性の高い事業の進化のもと、デジタルスケープはデジタルクリエイターの派遣事業を進めていきます。今でもCGクリエイターの派遣が業界でもトップクラスである理由は生い立ちから来るものなんだろうなと思います。
そして1996年、デジタルハリウッドが手がけていた制作事業が分社独立する形でIMJは産声を上げます。つまりIMJはデジタルコンテンツの制作会社として設立したので、
いわゆる「IT企業」として設立されたわけではないんですよね。そのため、創業当時はCGやDVDの制作などが中心で、ヴァーチャル・リアリティの3Dメガネをかけて見る恐竜のCG映像なども制作していました。ポストペットのような大ヒットしたメールソフトの開発にも関わらせていただきました。
その後、アメリカのインターネット産業の立上げに合わせて、情報感度の高い企業からホームページの制作を受託するようになり、1999年あたりから日本のインターネット産業の爆発的成長に合わせてどんどん事業の軸足をネット事業に移していったわけです。
時々、周囲の方(特にアナリストの方など)から
「どうしてIMJは映画とかゲームの制作をしているのですか?」と聞かれます。ネット企業がエンタテインメント事業をやってることに違和感を覚えるんでしょうね(笑)
IMJの事業的にはいろんな意味がもちろんあるのですが、それは別の機会に僕の想いと戦略を語るとして、創業の想いに立ち返って考えてみると、デジタルハリウッドから生まれた会社だということを抜きには語れません。
社名に「ハリウッド」を冠する企業が、エンタテインメント事業に取り組むのは必然であり、皆の夢だったんじゃないかなと思います。いつか日本のデジタルクリエイターが創ったコンテンツが本場ハリウッドで拍手喝采を浴び、世界中の人に驚きや感動を提供したいと願ったはずです。あらゆるコンテンツがデジタル化されていく中で、表現手法や媒体(メディア)はネットでも映画でもゲームでも、核になるのは「企画力」「技術力」「表現力」(企画力と表現力を一つにして「クリエイティブ&テクノロジー」とも言います)、そしてそれを創造する人材のはず。まだまだこのネット業界は成長過程で、十年先の行く末は定かではないし、人とネットの関係性や、デバイスもPCが主流になるのか、ケータイなのか、IPTVなのか、DSなのかもわからないし、時代や業界の変化に対してIMJも変容していくかもしれませんが、「デジタルコンテンツを創る力・プロデュースする力」で世の中の生活をもっと便利にしたり、快適にしたり、感動を提供できたりする企業であり続けたいと思ってます。
一年に一度の節目の日、あらためてIMJの本質・コアを振り返った一日でした。
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