スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「借上住宅」(復興公営住宅)問題での神戸市会/都市消防委員会での口頭陳述とその結果について

本日、都市消防委員会に多くの傍聴者が来られ、
陳情が行われました。

私は身内の告別式があったため、途中からしか傍聴できなかったのですが、
そのレポートを送っていただいたので
ブログに転載させていただきます。

解決策はもちろん大事なのですが、
陳情者や実際に困っている方々の気持ちをどう汲むか、という
ホスピタリティが求められているように私は感じました。

やはり市民に対する「愛」が少し足りないんじゃないでしょうか。

みなさんは、どう感じられるでしょう?

===========================================

本日午前10時から神戸市会/都市消防委員会が開かれ、
先に提出していました「借上住宅」問題の陳情書に
基づく口頭陳述(下記に掲載)を行いました。
 
午後3時前、各会派の意見表明の後、
「採否を決しないで、打ち切りとする」という、「採択」「不採択」何れでもな
い結果となりました。
神戸市会事務局にこのことを確かめますと、「不採択にはできない時、第3の『打ち切り』が選択
されます」。
「今後、繰り返し陳情は可能ですね」と問いますと、「それは、可能です」との答弁でした。

従来の経験からは「不採択」が予想されましたが、その「不採択」ではなく、
「打ち切り」というどちらでもない結果を
選択せざるを得なかった点に、神戸市当局やその当局を擁護する会派の受け身の姿勢が見られました。

「採択」を主張した共産党以外の意見表明の理由と結論の乖離、
当局の答弁も結論だけあって、説明がなされなかったこと
などから受け身になっていることが窺えました。

各会派の意見表明は、次の通りです(表明順)。
 ●民主:陳述者の心情はわかるが、「打ち切り」。
 ●公明:当局がアンケートを実施し、きめ細かくすると言ってるので、「打ち切り」。
 ●自民:陳情の趣旨はわかるが、「打ち切り」。
 ●共産:20年の借上期間の延長、オーナーとの協議などすべき。「採択」。
 ●たちあがれ:当局が努力をするということを了解する。「打ち切り」。

 なお、当局(都市計画総局住宅部長)の答弁は、私の口頭陳述に論拠を示さず反論するかたちで行われました。

次の通りです。
 今回の「借上住宅」の住み替えは、
「第2次市営住宅マネジメント計画」の「3項目の基本方針」に基づいている。
 〔基本方針1〕「できるだけ長く使う」。
 〔基本方針2〕管理戸数については、将来を見据え、円滑な縮減を図る。
 〔基本方針3〕マネジメント計画を通じた健全会計の確保を図る。
 今回の計画は、住生活基本法の趣旨に副っている。手続きは適正。
そして、所有者にも2回説明した。入居者に不安を与えないよう
丁寧に説明していく。国の「ガイドライン」(案)に反するものではない。

 本日の神戸市会/都市消防委員会の参加者は、のべ130人近くにのぼりました。
内訳は、市会議員-10人、都市計画総局-38人、消防局-38人、
市会事務局-2人、マスコミ-7人、傍聴者-約30人です。
 
このメールの転送・転載を歓迎しますので、よろしくお願い致します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神戸市会/都市消防委員会での口頭陳述
「『借上住宅』(復興公営住宅)の住み替え策は、手続面でも内容面でも問題があり、改めて入居者の意向を
尊重するように再検討することを求める陳情書」について


 「借上住宅」(復興公営住宅)の住み替え策について、意見を申し上げます。
 本日(10月20日)、あの阪神・淡路大震災から5755日が経とうとしています。
大震災から5700日以上も経って、被災者の“終の棲家“となっている
「復興公営住宅」の住み替え策がいきなり神戸市から出されていることについて、とても残念な気がします。

 さて、昨夜(10月19日)、24世帯の民間の「借上住宅」で
世話をされておられる入居者のYさん(85歳)のお話を伺いました。

 入居者のみなさん方のご意見を紹介していただきました。
 ○神戸市のパンフレットが配られた9月から動揺が広がり、不安が生じてきた。
 ○死ぬまでここにおれると思った。
 ○83歳にもなって、引っ越しは無理だ。このままここにいたい。
 ○80以上になって、遠くに行けということは「早く死ね」ということではないか。
 ○(途中入居の人は)「20年」という期限を聞いていない。
 ○10年かかって、ようやく住民同士の絆ができてきた。
 そしてYさんは、次のように話されました。
 神戸市からは一片の紙だけが送られてきた。
そんな一片の紙で、築いてきた絆が断ち切られようとしていることは、大変なことだ。
コミュニティが神戸市の手によって壊されようとしている。
1997年7月末にポートアイランド第6仮設住宅で起きた
神戸市による給水停止による孤独死事件を想い起こさせる。
今後、自分たちの意見を神戸市に伝えるようにしていきたいと考えている。

 神戸市は、入居者の意向を全く聞かずに、
去る8月中旬から「20年の期限がきたら住み替えを」と
いきなりパンフレットを配布したわけですが、これは順番が違っています。

兵庫県は先日、県の「借上住宅」の入居者の方にアンケート調査を実施しました。
アンケートの内容はあまり感心しませんが、まずは入居者の方の意向を聞いた上で、
今年度中に方針を決めるとしています。

 また、昨年5月に出された国土交通省の
「既存民間住宅を活用した借上公営住宅の供給の促進に関するガイドライン(案)」
(平成21年5月、国土交通省住宅局住宅総合整備課)の中では
「期間満了に伴う必要な措置」(P.20)について次のように記されています。

 「地方公共団体は、事業者との事前協議により、契約の終了について確認した場合には、
入居者に対し、期間満了後において他の公営住宅への入居を希望するか否かについて、意向調査を行う」

 10月4日(月)、私は国土交通省総合住宅整備課に確かめたところ、次のようなコメントでした。
 「この文書はいまだ(案)ではありますが昨年、全国の都道府県・市町村に提示しています。
もちろん神戸市も知っていただいています。各自治体は自治体の方針があると思いますが、
手続きは、ガイドライン(案)にそってほしいと考えています。
神戸市の『借上住宅』のことについては、認識しています」。

 次に、「20年の期限」ということについても、例えばURとの契約第4条には
「借上期間終了後の取扱い」が明記されています。

 「借上住宅入居者が借上満了日若しくは用途廃止日以降も継続して居住することを希望し、
かつ、甲(UR)が定める入居資格を有するときは、甲(UR)は、
当該者との間で甲(UR)の定める賃貸借契約を締結する」。
 「20年の期限」だけではありません。「期限延長」も可能です。

 今回、神戸市の「第2次市営住宅マネジメント計画」策定にあたっては、
4つの法律-住生活基本法(2006年6月制定)、住宅セーフティネット法、公営住宅法、
耐震改修促進法-に基づくものであるとしていますが、その中の「住生活基本法」第6条では
「居住の安定の確保」が基本と明記されています。

  第6条 住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策の推進は、
住宅が国民の健康で文化的な生活にとって不可欠な基盤であることにかんがみ、
低額所得者、被災者、高齢者、子どもを育 成する家庭その他住宅の確保に
特に配慮を要する者の居住の安定の確保が図られることを旨として、行われなければならない。

 いま、実行されています「住み替え策」の提示は、「居住の安定の確保」とは反対に、
入居者に不安を掻き立てるようなことになっています。
折角、4年前に制定された「住生活基本法」の理念は完全に無視されています。
「住生活基本法」第6条に違反する状態が作り出されています。

 以上のように「借上住宅」(復興公営住宅)の住み替え策は、
手続面でも内容面でも問題がありますので、改めて入居者の意向を聞き、
その意向を尊重するようにしていただきたいと思います。

いま107団地・3805戸の「借上住宅」の入居者の多くの方が抱いておられる
計り知れない不安を取り除いて下さい。
そのために、神戸市会議員のみなさん方のお力を貸して下さい。いまからでも遅くはありません。
 以上で、口頭陳述を終わります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
関連記事
スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

樫野孝人

Author:樫野孝人
株式会社CAP代表取締役社長
株式会社プロテラス  取締役
神戸リメイクプロジェクト 代表
神戸ひとマガジン
「裕ちゃんを探せ!」創刊編集長

ココに注目!
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
siteid.gif
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
カウンター
FC2アフィリエイト
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。