どうも解せないのが神戸市の外郭団体に関するマネジメントです。
目的があって外郭団体は設立されたはずです。
その目的が達成できたり、終わったりすれば廃止とか
売却するのは当然ですが、その判断はすべて個別判断になるはずです。
なのに、神戸市は外郭団体の削減について、平成27年度までに
10団体以上の削減をすると宣言しています。
どうして「削減数」ありきなのでしょうか?
本来なら40以上ある外郭団体を
1、利益が出ていて、存在価値・意味がある団体
2、赤字だけど、存在価値・意味がある団体、行政がやるべき事業
3、利益が出ているが、行政がやる必要性が薄い団体、当初の目的が終了した団体
4、赤字で、かつ存在価値が無い団体、当初の目的が終了した団体
この仕分けをして、1,2は継続、3は民間に売却、4は即廃止
(場合によっては1の民営化も検討の余地あり)
という考え方ではないでしょうか。
個別社名無しで、「10以上削減する」なんて数字の一人歩きは
私には理解できません。
更に、神戸国際会館の出資割合を25%未満に引き下げて(24%)
外郭団体からハズしましたが、それも数字遊びです。
24%の出資を残す意味がわかりません。
形式上は外郭団体からハズすものの、影響力を残し、
天下りを継続するとしか考えられないからです。
神戸国際会館が上記1~4のどれに当たるのか?、
売却するなら全株売却し、少しでも借金を返済してもらいたいところです。
以前も外郭団体に派遣している職員の給与として補助金を出し、
市民から訴訟され、矢田市長らに2億5000万円の返還を最高裁に命じられたのは
記憶に新しいところ。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121001000720.htmlブラックボックス・抜け道にならないように
議員の皆さんには、しっかりチェックしてもらいたいものです。
いよいよ「外郭団体に関する特別委員会」が始まります。
8月1日(月曜)午前10時~
8月8日(月曜)午前10時~
8月26日(金曜)午前10時~
9月5日(月曜)午前10時~
11月1日(火曜)午前10時~
11月10日(木曜)午前10時~
何れも第4委員会室(傍聴定員40名)
資料は委員会開始1時間前から公開(30階図書室)されていますので
事前に読んでいくと、よりリアルです。
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