66年前、人類史上初めて原子爆弾が広島に投下されたことによって、
広島の街は一瞬にして壊滅し、多くの尊い命が失われました。
広島県民は、この惨禍と今なお続く被曝者の苦しみを忘れることなく、
世界に対して、核兵器のない恒久平和の実現を強く訴え続けてきました。
しかし今なお世界では多数の核兵器が保有され、
その開発や拡散の脅威は依然として続いています。
広島県は核兵器のない平和な国際社会を築くため、
具体的な課題設定とアクションを開始したいと考えています。
ひとつめの課題は、
核兵器廃絶のための具体的なプロセスの構築です。
ふたつめの課題は、
核兵器を保有し、使用する理由を無くすため
貧困や紛争など平和に対する障害を除去することです。
そして3つめの課題は、現行の核抑止論に替わる
新たな国際的な安全保障体制の構築が必要と考えます。
これらの3つの課題を解決するために
広島県は3つのアクションを提案し、推進していきます。
1.平和のための理論構築・研究集積 国際平和拠点ひろしま構想の策定のために国内外の
元国連事務次長の明石康さんなど、有識者9人に
世界の中の広島の視点で検討していただき、
方向性をまとめていきます。
2、平和貢献の実践活動 UNITAR広島支部を中心に、開発途上国や紛争終結国などで
国づくりを支える人材育成や、NGO等の支援を行っています。
3、核兵器廃絶と平和のメッセージ発信を積極的に行います。 世界の著名なアーティストを集めたピースコンサートを企画しているほか、
様々な手法でメッセージをい出し続けていこうと考えています。
こうし取り組みを通じ、積極的に「広島県だからこそ世界に貢献できること」を
推進し、平和を創っていくためにアクションを起こしていきます。
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