スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

7つのビジョン 自然エネルギーで暮らせる街


私はマニフェスト偏重主義は良くないと思っています。
社会の状況も環境も刻々と変わっているので、
それに合わせて解決すべき課題は変わると思うからです。

昨年の東日本大震災のような惨事があれば
それまでの行政課題の優先順位が全く変わっていることを
実感しているのではないでしょうか。

だからこそ掲げるべきは中長期で目指す都市の姿であり、
ビジョンの共有がとても大切だと思うのです。

私は2009年の神戸市長選挙で神戸市の目指すべき姿として
「7つのビジョン」を発表しました。
そのイの一番が「自然エネルギーで暮らせる街」でした。
国はもちろん、地方自治体においても
エネルギー対策にどう取り組むかは都市の在り方を考える上で
はずせないテーマだと思ったからです。

一般家庭の太陽光パネル敷設に補助をし、
市の施設には常設していき、
西区や神戸空港の広大な未利用地に太陽光パネルを敷き詰め
メガソーラーの建設も考えていました。

もちろん実現には技術的な問題のクリア、
財源の問題、洋上においては送電の問題、
買い取り価格など電力会社との交渉など、
様々な問題はあったものの、いち早く研究を進め、
次のエネルギー施策の在り方を神戸市が率先して
検討していこうと思っていました。

産業的観点からしても太陽電池セル製造メーカーのランキングで
2004年には日本メーカーが世界シェアの50%超を握っていました。
シャープは2007年まで世界1位だったのです。
その後順位を下げ、2009年は3位、2010年は8位まで落ちています。
国内2位の京セラも2008年は世界6位でしたが、
2010年には10位にランクを落としています。
今、世界も1位2にはいずれも中国のメーカーなのです。

この凋落の原因は事業戦略上の問題もあるでしょうが、
固定買取制度など政治的要因は大きいと思います。

ヨーローッパや中国の政府の施策による予算投下を
メーカーがうまく取り込んでいったから
急速な成長を実現できたわけです。

未来に向けてのエネルギー政策として、
そして国内メーカーの世界競争を勝ち抜く後押しとして
取り組みたいテーマだったわけです。
当然そこにはパネル工場の誘致や、
国と協議しながら税制優遇の施策も進めていくでしょう。

ただ残念なことに、2009年当時ほとんど誰にも注目されませんでした。
目の前で問題が顕在化していないと
重要であっても理解されにくいことを痛感しました。
東北大震災があって、ようやく国も自治体も重い腰をあげたわけです。

今年の夏の関西地方での電力不足は20%とも言われています。
その対策がどこまで出来るのか?

神戸市が3年前から着手していれば、
現時点で自然エネルギー先進都市になっており、
政令市の中でもリーダーシップを取っていたのではないかと思うと
残念でなりません。

ようやく日本も固定買取価格が決定し、産業にドライブ感が
出てくるかもしれません。地方自治体も民間企業が成長しやすい環境創りを
促進し、エネルギー改革を進めていくべきだと思います。



関連記事
スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

樫野孝人

Author:樫野孝人
株式会社CAP代表取締役社長
株式会社プロテラス  取締役
神戸リメイクプロジェクト 代表
神戸ひとマガジン
「裕ちゃんを探せ!」創刊編集長

ココに注目!
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
リンク
siteid.gif
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
カウンター
FC2アフィリエイト
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。